📌 第1回空き家管理の実施レポート
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秋桜空き家管理サービスの橋本です。
空き家管理士の実地研修を終えましたので、本格的な開業前に、実際に空き家の管理に行ってきました。一連の流れが写真付きでご参考になればと存じます。また、遠隔地の空き家ならではのハプニングもありました。ここでご紹介させて頂きます。
1 対象の物件について
今回の空き家は、私が空き家問題にも関心を抱くようになったきっかけとなった、広島県大竹市の実家です。築年数50年の古民家で、祖母の相続以来売却に出ていましたが3、4年売れず空き家状態となっておりました。私はこの家で生まれ育ったので、ずっと空き家状態になるのも忍びなく思い、この度親族から安く売って頂きました。所有権移転の手続きも終わり、4月20日に管理をしに愛媛から広島へ行きました。

2 まずは外観の確認から
(1) 家の敷地外をぐるっと確認いたしました。ここで気が付いたのが、敷地外の塀の下の道路にカラスとスズメの中間位の鳥の死骸がありました。すぐに適切に処理し、大竹市役所に連絡し、対処して頂きました。以前来た1か月前にはなかったので、定期的な見回りの重要性を改めて感じさせられる出来事でした。

(2) 次に敷地内の庭を確認いたしました。特に異常はなかったですが、草が伸びそうだったので、今回は除草剤をまきました。空き家管理士協会様では、除草剤の散布はオプションとしてもされてはいない方針だそうです。

3 次に家に入ろうとすると、売り主さんに新品に交換して頂いてた鍵が、なぜか閉まらず、鍵のブロックも上下し、上に持って行ってから閉めれば閉めれるという状態になっていました。中からも閉めれない状態です。
鍵屋さんに連絡すると、すぐに来てくださり、見て頂きました。今回みたいに思いもしないハプニングが起きると、遠方の場合はやはり確認が難しいなと思いました。
4 建物内に入り、すべての窓を開けて通風します。


5 通水をします。水道が止まっているので、持参したお水で排水トラップを満たしていきます。


6 掃き掃除を進めていきます。


7 ここで、依頼していた畳屋さんが来られて、畳を張り替えていきます。作業終了後、畳の掃除の仕方について、詳しく教えて頂きました。



8 すべての窓を閉めて、終了しました。
9 具体的な実例を元に、おおまかではありますが、ご説明させて頂きました。
実家の管理を終えて最後に思ったことは、誰も住んでいないとかなり家が傷むのが早いことを実感しました。管理不全空き家に認定されれば、税の特例が解除される可能性がある以上、適切に管理して資産価値を維持した方がいいように思われます。また、遠方では気が付かないトラブルがあるということに改めて気づかされました。そして、ご近所様ともご挨拶いたしましたが、ご近所様とのコミュニケーションも、防犯上、防災上とても大事であると感じました。
第1回空き家レポートは以上となります。ここまでお読みくださり、ありがとうございました。当方にとっては空き家問題は他人事ではなく、皆様の想い入れのある空き家を自分の空き家のように大切に管理させて頂きます。よろしくお願いいたします。